緋池の週間ヘッドライン: 8月 2007
この特集は、「今の時代を生き抜くパソコン」としてどの程度の性能を持つパソコンが必要かということについて書いていきたいと思う。前回は基本編だったので、パソコンの使用用途は「Webページ閲覧」や「メールのやり取り」、「文書の作成」程度にとどめた。
前回の記事
夏休み特集、2007年8月「最低限度必要なスペック」~基本編~
今回の記事はゲーマー編ということで、俗に言う「ゲーマーPC」というのを購入する際、最低限のラインとして見ておきたいラインを考えてみたいと思う。購入指南といえるほどでもないので、独断と偏見により彩られた「ゲーマー編」という名のこの記事、これだけを見てパソコンの購入を検� �するのは絶対にやめたほうがいいだろう。
さて、まずはゲーマーPCとは何を指すか。当然、"ゲーマー" と名前についているのでゲームをするためのパソコンと思う方が多いだろうが、ただのゲームではなく、「Microsoft Flight Simulator X」などをバリバリ快適に動かすことのできるハイスペックなパソコンを指すと私は考えている。
"DVDをコピーする方法"
では、ゲーマーPCの指すハイスペックとはどの程度の性能を持っていればよいのかという話になる。今回はそれを中心に書いていこうと思う。
まず、強力な処理性能を持ったCPUを搭載していなければ、ゲーマーPCとはいえない。最低でもPentium4 3GHz越え、Pentium D 2.8GHzくらいは欲しいだろう。Core 2 Duo や Core 2 Quad なども良いが、HTテクノロジに対応したものやデュアルコアCPUを搭載していても、マルチスレッド処理に対応したゲームでなければ本領が発揮できないので、どうせなら周波数の大きなものを選びたい。Core 2 CPUなら、周波数が2.4GHz以上のモデルがよい。
次に、強力な画像描写能力を備えたビデオカード。チップの製造元やメーカーは問わないが、現在主流のDDR3 256MB 以上のグラフィックメモリを搭載した GeForce 7600GS や Radeon X1950 Pro くらいは欲しいだろう。当然、最新のゲームを体感するために最低でも DirectX 9.0c以上、DirectX 10 に対応していることが望ましい。
なかなか重要になってくるのが、OSである。最新の DirectX10技術を楽しめるのは Windows Vista だけだ。しかし、パソコンのリソースを標準で大きく消費するため、Windows XP を搭載していたほうが無難ともいえる。安定性の面から見ても、Windows XP Professional が最適だろう。
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メインメモリはDDR2規格以上、容量は 1GB 以上 2GB 以下。メモリは多く搭載すればよいというわけでもなく、特に Windows XP 環境下では大容量メモリの管理不足でシステムの安定性が損なわれることもあるという。多すぎても少なすぎてもだめということなのだろう。また、Windows Vista の登場で、メモリ 1GB を搭載したパソコンにも高級感がなくなってきたように感じるが、 Windows XP 搭載のパソコンにおいては 1GB も搭載できれば十分すぎるほどだ。
ネットワーク対戦をする場合は、高速な通信ができる「Gigabit Ethernet」対応のLANポートは欲しい。また最近のゲームは、インストールメディアがDVDで提供されることが多い。ゲームのインストールに必要になる光学ドライブは DVD-ROM以上は必要だろう。
インストールされる側となるHDDの容量については、特にこれといって必要な容量はない。ゲームをインストールできる容量があれば、接続方式やキャッシュの大きさなどは問われない。もちろん、HDDは大きければそれだけ使い勝手がよくなるので、あえて言うなら250GB以上のHDDを搭載しておくとよい。
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最後の最後でPC本体の話から逸れるが、ゲーマーPCの場合は周辺機器もかなり重要になってくる。多くの場合ゲームパットが必要になってくるし、ディスプレイも大きく、反応速度の速いものを選ぶ必要が出てくる。つまりは、ゲーマー環境を整えるのは大変ということだ。しかし、パソコンをゲーマー仕様にしたいのならば、多少高価でも良品質のものを選ぶようお薦めする。
----- 編集後記 -----
前回の記事よりはうまくまとまっていたように感じます。とりあえず、今回最も伝えたかったのはハイスペックを極めるなら支出を惜しまないで欲しいということです。
なお 私がメインで使っているパソコン、スペックは以下のとおり
CPU:Core 2 Duo E6600 (2.4GHz、4MBキャッシュ)
GPU:GeForce 7900GT 256MB (玄人志向製)
メモリ:DDR2 667MHz - 512MB×2 (I・O データ製)
Chip:Intel G965 Express (Intel 純正マザーボード)
HDD:250GB×2 (SATAⅡ、16MBキャッシュ、Seagate製)
自作なので、パーツ一つ一つにこだわることができした。どうみてもゲーマー仕様です。なお、以前は Windows XP Media Center Edition 2005 を入れてありました。Windows Vista にて、仮想メモリをオフにしておくとメモリ不足の警告が出てしまいますが、XP環境下では抜群の安定性とパフォーマンスがありました。
なお、もともとは「Intel Viiv」ブランドに準拠させるのが狙いだったのでこのスペックにしたのでした。
関連情報
Microsoft Flight Simulator X 公式ホームページ
Microsoft Flight Simulator X 推奨動作環境
ファイナルファンタジーXI 公式サイト - 動作環境
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