Sunday, February 12, 2012

ママと私のすてき探し: 映画

前に夜遅くにやっていたドラマ「新参者」の劇場版です。
ドラマは独特の空気感があって面白かったので期待して観に行きました。

おはなしは・・・
東京・日本橋で男性が殺害される事件が発生。被害者はカネセキ金属の製造本部長、青柳武明(中井貴一)。彼は、腹部を刺されたまま8分間も歩き続けた後に、日本橋の翼のある麒麟像の下で力尽きていた。なぜ、誰の助けも求めず、彼は一体どこへ向かおうとしていたのか。一方、事件の容疑者、八島冬樹(三浦貴大)は現場から逃亡しようとしたところを車に轢かれて意識不明の重体だった。報せを聞いた八島の恋人、中原香織(新垣結衣)は、彼の無実を訴えるが……。この難事件の捜査に当たるのは、日本橋署の切れ者刑事、加賀恭一郎(阿部寛)。やがて捜査が進むにつれて、それぞれの家族や恋人の知られざる一面が明らかになってゆく。命が終わるその時に、青柳は誰に何を伝えようとしていたのか?愛する人に何を残そ� ��としたのか?加賀は事件の裏に隠された謎を解き明かし、真実を見つけ出すことができるのか……?

青柳武明の息子はある日突然、頑張っていた水泳を辞めてしまった。それにはある原因があるのですが、それが間違った形で処理されてしまったのです。それが子供たちに誤った認識を与えてしまった。最近の「子供の甘やかし」にも繋がるお話だなと感じたりしました。
一方、容疑者とされる八島冬樹は恋人と共に夢を持って上京してきた若者。そんな若者が容疑者となってしまう背景には不当な派遣切り、それによってもたらされた貧困がありました。
そんな問題に直面した若者たちの家族や恋人との絆が描かれたお話です。

私が期待した下町の独特の雰囲気、親密なんだけどどこか閉塞的な感じとかが失われてしまっていて残念。お話の中心が東京・日本橋だからそんなに下町って感じではないですしね。でもこの橋の麒麟の由来とかは面白く聞けました。
あと、この界隈の七福神巡りとかも。浜町、水天宮あたりは前の勤め先の近くなので懐かしかったです。

阿部寛が演じる加賀恭一郎って人物はやっぱいい!何を考えてるのか解らない風なのにちゃんと事件の関係者の気持ちに寄り添って、そこから事件解明に近づいて行くっていうストーリーは共感が持てます。

阿部寛さん、中井貴一さんって二人が出てるってだけでこの映画の質はグンと上がってると思います。溝端淳平君もいい味出してました。あと三浦友和さん、百恵さんの息子さんの三浦貴大さんの演技も興味があったので色んな意味で楽しんでしまいました。

できたらまたドラマでやってくれないかな~。

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