Tuesday, January 31, 2012

吃音対処 | 吃音をなんとしてでも治療・改善するブログ~病院治療だけじゃない吃音改善

※こちらの記事がまだの方は先にこちらからお読みください。

 

 

吃音改善に向けたアプローチは、これまでみてきたように、

●肉体的・発語的アプローチ

●心理的アプローチ

 

の二つのアプローチに集約されますが、具体的には、

 

 

1. うつ病や神経症などにかかっていないかの確認

→ 精神科、神経科、心療内科

2. 言語聴覚士による言語トレーニング(話し方トレーニング)
→ 耳鼻咽喉科・言語聴覚士(肉体的・発語的アプローチ)

3. 吃音に関係してあなたが過去に受け入れた不都合な認識の解消

→ 心理的アプローチ

の3つが必要となります。

1、2は近くの病院で診察を受けてください。

言語聴覚士がいる病院は各地域で限られていますが、

多少遠くても言語聴覚士の指導を受けることをお薦めします。

(言語聴覚士のいる病院リストは今月中にアップします。→ 2012年2月内)

 

問題なのが、「3の心理的アプローチ」です。

吃音の心理的原因を突き止め、自分の中にある「不都合な真実」を

書き換えていくセラピーやカウンセリングもありますが、

費用が20万円以上するところが大半で、誰でも受けられる金額ではありません。

僕自身もやはり数十万を投じる余裕はありませんでした。

 

いろいろ探した結果、いくつかある教材の中で

心理的アプローチに特化した教材があったのでご紹介します。


吃音に関する教材は、「なんだか怪しい雰囲気」のものが多く、

内容もいろいろなホームページで言われていることをまとめただけの

教材もありました。

「女性の名前を全面に題して売られている某教材」などは、内容をみましたが

いくつかある教材の中で、

実際に使ってみて効果があった教材

 

がひとつだけあったのでご紹介します。

この教材をおすすめする理由は、

1. 吃音の心理的原因を整理した上で、改善の方法が提案されている

2. 実際に使ってみて吃音改善効果が実感できた

3. 動画もつかって解説してくれるので、トレーニング方法が誰にでもわかりやすく理解できる

4. 作者にメールで質問ができる

5. 一定期間トレーニングをして効果がなかった場合は返金保証がある


です。

 

市販されている本や教材は一通り購入して、自分で実践してみましたが、

吃音に悩む人にお薦めしたいと思ったのは、この教材だけでした。

 

この教材の良さの中でも、

3. 動画もつかって解説してくれるので、トレーニング方法が誰にでもわかりやすく理解できる

4. 作者にメールで質問ができる。

を実施しているのは、他にはありませんでした。

 

メール質問の対応は、よほど自信がない限りできない対応だと思います。

 

一番のお薦め理由は、

 

僕自身が使ってみて難発性の吃音が改善しはじめた

 

 

からです。

吃音に悩む方や、吃音治療をしてくれる病院を探している方は、

いま調べている方法や取り組んでいる方法を継続しつつ、

同時に、こちらの教材で心理的アプローチによる改善を一日も

早くはじめられることをおすすめいたします。

 

私にも「苦手な言葉」がまだありますが、

最近では(2012年)自分から電話をかけるのが怖くなくなってきました。

以前は「●●企画室」という会社の自分の部署名すらまともに

言えなかったのに、です。

 

電話をかけるときは、深呼吸をして、教材に書かれてあることを実践するだけで、

口を大きく開けて、ゆっくり、自分から電話で、話しはじめることができるようになりました。

 

会社の電話で、自分から電話をかけ、

一度もつかえずに話しを終え受話器を置けたときは、

あまりに嬉しくて涙が出たことをよく覚えていかす。

 

さらに、もっと凄いことですが、数百人という大勢の前で講演もできるようになりました。

 

会社の採用に関連した講演会だったのですが、

死にそうなぐらい緊張して臨んだ大舞台。

 

500人ぐらいの学生がみつめるステージで、

講演の出だしは口がうまくまわらずかなりあせり、また、どもってしまいました。

 

しかし、途中で水を飲んだり、動作をゆっくり行うなど、緊張をほぐしながら

なんとか講演を終えることができました。

最後に海上で拍手喝采をいただけたときは感動するぐらい嬉しかったです。

 

人前で落ちついて話せる喜び。

自分の意見に相手や多くの人々が感動していただける喜び。

そんなことを体験できるとは、少し前には本当に考えられないことでした。

 

 

吃音に苦しむ方、日々、悩まれている方、ご家族やお子さん、

恋人など大切な人が吃音で悩んでいる方。

 

吃音で普通に話すことができないつらさや苦しさ、ご推察いたします。

よくわかります。

私もどもりや早口でずっと悩んでいましたから。

ただ、悩んでいても吃音は一向に改善されません。

全くよくならないのですよね。

私自身、吃音を治すための方法をネットでいろいろ調べては、

自分に合うのか?信じていいのか?わからず、

ひとりもんもんと悩んでいました。

 

何から手をつければいいのか、何が自分にあっているのかわからない

のですよね。

一年ぐらい悩むうちに、意識を大きく変えないといけないことに気がつきました。

 

やってみないとわからないし、だめだったら次にいけばいい。

可能性がある方法をすべて試してやろう。

 

そんな気持ちというか決意でした。

 

それからは、病院にセラピー、カウンセリング、本と

ありとあらゆる方法で知った方法にどんどん取り組んでいきました。

 

 

教材だけでも相当なお金を投じました。

ネットでみかける教材はほとんど全て購入しました。

中にはあまりにもひどい内容だったで返金保証制度を使って

返金してもらったもめたものもあります。

 

そんな試行錯誤の経験を通じてみえてきた吃音改善のポイントが、

以下の3つのポイントなのです。

 

地道に取り組まれれば必ず、あなたにも吃音を意識しないで

会話を楽しめる日が訪れるはずです。

 

諦めずに、前をむいていきましょう。

 

◆吃音克服・改善の3つのポイント

 

1. うつ病や神経症などにかかっていないかの確認

→ 精神科、神経科、心療内科

2. 言語聴覚士による言語トレーニング(話し方トレーニング)
→ 耳鼻咽喉科・言語聴覚士(肉体的・発語的アプローチ)

3. 吃音に関係してあなたが過去に受け入れた不都合な認識の解消

→ 心理的アプロー

 

※心理的アプローチのおすすめの教材はこちらです。
吃音をインターネットで調べると、
たくさんの改善・治療方法があることがわかります。

病院、セラピー、本や教材・・・
発語練習、言語療法士、精神科、診療内科・・・

効果があるとされる吃音の治療法も様々です。

「発声練習をすればいい。」

「心理的なトラウマを取り除くことがポイント。」

「ゆっくり本を読む。ゆっくり声をだしていってみる。」

「病院にいって言語療法士にみてもらった方がいい。」

「セラピーが効果がある。」
「あの教材は本当に治る。」

・・・・

どの治療法でも吃音を克服された方がいるので、
それぞれ、それなりに根拠はあるようです。

自分に合う治療法はどれなのか?どうやって見極めたらいいのか?


吃音に悩む多くの人は、実際に吃音を治療するより、
吃音の治療法を探すことに多くの時間をとられています。

ネットでよさそうな吃音克服の方法を知った。

試しにトライしてみた。

二週間ほど取り組んでも効果が感じられない。

「この方法でよかったのかな?」

ネット調べたら、またよさそうな治療法をみつけた。

試しにトライしみてみた・・・
という感じです。
私も、病院から言語聴覚士、本に、教材、カウンセラーといろいろな方法を試してみました。

怪しい(?)吃音改善教材もほぼ全て購入しましたし。

 

そこでわかったことは、

 

吃音改善には、いくつかのポイントをおさえた対処方法を同時に行うこと

のような気がしています。

 

吃音の原因はほとんどの場合「心理的」なものとされています。
最近は、吃音の心理的な側面に比重を置いた改善プログラムが多数開発されています。

しかし、人間の心と体は密接に、相互に影響しあっています。

体調が悪いと気分もふさぎこんできたり、また、気分が落ち込むと体調をこわしたり・・・

実感として理解いただけるとことと思います。

「病は気から」ということです。


したがって、吃音の治療についても、

肉体的・発語的アプローチの治療法(言語聴覚士)

心理的アプローチの治療法(病院、本・教材)

 

同時に行う

 

ことが大切です。

これは自身の吃音克服経験からも、また、知人の経験からもいえることです。

また、結果を出しているセラピーや言語療法士が最近注目している考え方です。

スポーツ選手が、テクニックや体を鍛えること以上にメンタル強化に時間を費やすことと同じ考え方です。

つまり、人間の肉体的心理的特性からもうなずけるポイントだといえます。

 

吃音克服のポイントは、簡単にいうと、

肉体的・発語的アプローチと心理的アプローチの治療のバランス

です。

吃音に悩むあなたに最もフィットする吃音改善方法とは?

吃音の改善確率が高いのは以下の方法です。

1. 吃音改善の肉体的・発語的アプローチと心理的アプローチを同時に行い

2. 吃音の改善状況をみながら状況い応じて必要があればひとつの方法に絞り込んでいく

という方法です。

人間の心と体が相互に密接に関係しているので、吃音改善も両者へのアプローチを同時にとっていくことがとても大切なのです。

具体的にそれぞれのアプローチをみていきます。

 

まずは、なかなか踏み出せない「病院での吃音治療の現状」をみていきます。

 

※こちらの記事がまだの方は先にこちらからお読みください。

 

 

吃音の治療法で近年注目を集めているのが、

米国で発達した心理学をベースとした、

 

 

「吃音の心理的な原因に着目した治療法」

 

 

です。

 

子供でも大人でも「吃音に至る要因」と「吃音が改善されない要因」には、

ともになんらかの心理的な要因が存在するという考え方で

「ゆっくり話す練習をしても、ゆっくり話せない」のは、

吃音治療に心理的なアプローチが必要なことを物語っています。

私自身が吃音やどもりを自覚してから、克服するまでを振り返っても、

・吃音やどもりに至った子供の頃の心理的な原因の理解

・吃音を克服する考え方の理解、心理的トレーニング実践

が非常に効果があったと実感しています。

現在(2011年8月)私は、日常的に電話をかける必要のある仕事をしています。

「いま電話をかけると吃音がでてしまう(難発性)」と不安を感じる時があります。

 

受話器を持って声を出す準備をするだけで、胸が少し苦しくなって、

声を出すことができないような、なんともいえない感覚です。

そんな時も、「心理的なトレーニング」を実践してから電話をかけることで、

出だしの「○○(会社名)の△△ですが」の部分をゆっくり、

わかりやすく発声できています。

 

「自分は吃音である」という認識(解釈)が吃音を引き起こす最大の原因

 

吃音の原因の本質は、「自分は吃音である」という考え方を

受け入れてしまっていることにあることがわかってきました。

たとえば、

大勢の人の前で転んでしまったりすると恥ずかしいと思いますよね?

この場合、

「大勢の人の前で転んでしまった」という「事実」に対して、

恥ずかしいという「反応・解釈」がなされたわけですが、

この反応・解釈が引き起こされたのは、

 

「大勢の人の前で転ぶ」という失敗に対して、

あなたの中に、何らかの考え方・価値観があるからです。

「失敗をすることは恥ずかしい」とか「失敗してはならない」

などの考え方・価値観です。

この考え方・価値観があるから、

大勢の人の前で転んでしまったときに、

恥ずかしいという感情が沸き起こったのです。

しかしながら、人によっては、「失敗」に対して

以下のような反応をする人もいます。

失敗した (事実)

↓ 

笑いをとって目立ちたい・失敗は目出すチャンス (考え方・価値観)

失敗は嬉しいこと (反応)

つまり、人間の反応は、その人の持つ価値観や考え方によるというものです。

人に備わった特定の価値観や考え方を心理学的には「ビリーフ」といいます。

ビリーフの中には、人間の正常な活動や反応を妨げる「非合理的ビリーフ」があります。

「自分はどもりである」という考え方・価値観(ビリーフ)は、非合理的ビリーフと

考えられます。

なぜなら、その考え方が、どもりを発生させる大きな原因となっているからです。

 

吃音は、実は愛情の証

吃音に悩む人の特徴のひとつに、

「自分はどもりである」ということを受け入れている

ということがあります。

他人がそばにいると、身体がぐっと押されたような感覚があるのですが、

この感覚、わかりますか?

 

相手の存在を受け止めたいという身体が示す「人に対する愛情」といえます。

受けとめる程度、つまり、身体がぐっと押される感覚の程度は、

その人の対人関係に対する得手・不得手によって変わります。

 

この相手の存在を受け止めたいという身体が示す愛情反応が皆さんが「どもり」と呼んで悪者扱いをしているものの正体なのです。

したがって、

 

どもりは「強い愛情反応のあらわれ」

 

なのです。

言葉を発するプロセスは、

1. 相手の存在や間を受け止める身体の動き

2.  声を発する

の二つのステップからなるのですが、

 

吃音を発する人は、このステップを二つ同時に行おうとしてしまう

 

のです。

つまり、「1.相手の存在や間を受け止める体の動き」をきちんとする前に、

声を出そうとしているのです。

   

吃音を克服するために必要なこと

   

ここまでみてきたことから、吃音を克服するために必要なことは、

過去にあなたが受け入れてしまった不都合な考え方(非合理的ビリーフ)

を手放し、新たな自分の考え方(合理的ビリーフ)を選択すること

 

です。

新たな自分の考え方を選択しなおすということは、

幼い頃にみにつけてしまった他者から与えられた言葉ではなく、

 

自分の言葉で自分の人生を生きよう、自分の価値を生きようと決めること

を意味します。

つまり、吃音を克服することは、

人生が大きく変わるということを意味するのです。

 

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